発信の意義

@ひろみ

2003年10月30日 23:28

昨日、今日とギャラリー静で開催されている“だるま森のヘンテコお伽小屋”へ、だるま森さんと奥様のえりこさんに初めてお逢いすべく出掛けた。

お二人は昔の“みせもの小屋”を現代風にアレンジし、それはそれは面白い手作りの楽器や人形劇で子ども達を楽しませてくれている。三鷹市在住で、この近辺で活動されている。中でも障害者の方々への取り組みも活発になさっている。

そんな中、えりこさんから200〜300ページはあろうかという分厚い冊子をお預かりした。自閉症の成人男子をもつお母さんが書かれた、日記形式の、ある方に宛てたお手紙(メール)が書かれていた。えりこさん曰く、「世の中に出す方法はないものか・・・。まずは読んでみて。」という事で預かることにした。

帰り道、カフェで一気に半分を読破。文章がみずみずしい描写で、臨場感があり、自分もその場の情景に溶け込めてしまう内容だった。また自閉症の子の日々の細かな行動や癖、お母さんの苦悩、家族、お友達などの関わりが手に取るようにわかる。

早速、夜、知人の出版社の方へ相談を持ちかけてみた。「ひろみちゃんが気に入ったものなら読んでみたいね〜。」と、相談に乗ってくださる事を確約してくださった。実現はまた別の話であることは充分承知の上だ。この出版社が無理なら、違う知人に頼んでみる。それでも無理なら自費出版ができる知人もいる。とにかく、私もえりこさんと同じ様に世に出したい・・・というか出すべきだ!と思った。

日々の格闘は目や耳を疑いたくなるものもあるし、世に出す事に賛否両論があるだろう。しかし、発しなければ何も進まない。最後まで諦めずに挑んでみたい。

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